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JTEKT THERMOの仕事 voice03 設計 H.K 電子・先端装置部 設計グループ(入社4年目)

サーモ標準を、世界標準に!

Q.01

ジェイテクトサーモシステムに
入社した理由は何ですか?

A正直、学生当時は、熱処理装置の製造と聞くと、ベアリングや歯車などの金属部品がめらめらと燃え盛る炎の中で仕事をするような、漠然としたイメージがありました。しかし実際は、半導体やシリコンウエハを処理する装置、電子部品、二次電池用材料など最先端の部品を処理する装置も扱っており、ジェイテクトサーモシステムなら、あらゆる産業分野に貢献できると思い興味を持ちました。

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Q.02

現在のお仕事の内容について教えてください。

A電子・先端装置部の品質保証グループで1年半勤めた後、設計グループへ異動となり、機械設計業務を担当しています。品質保証グループでは、社内で組み上げた装置が要求された仕様を満たしているかを確認する検査や装置を客先へ据え付けた際の試運転などを経験しました。不具合の流出を抑える最後の砦として、緊張感はありましたね。現在は電子・先端装置部 設計グループに所属し、コンベア炉の機械設計をしています。お客様の要求を設計に落とし込んだ内容を販売技術から引き継ぎ、最終的な構造、機構へと設計を進める詳細設計が主な業務内容です。コンベアの強度計算や駆動ユニットの駆動計算を行い、搬送部を設計。処理品が正しく搬送される事や、加熱室の熱膨張なども配慮しながら、コンベア炉のコアとなる加熱室の構造を決定しています。

Q.03

これまでの思い出深い
仕事について教えてください。

A化学製品を取扱うお客様の工場で触媒を処理する当社装置のトラブルがあり、約3カ月間に渡って現地対応した事がありました。特殊な炉ではありましたが、動作確認の内容も日頃の業務で経験済み。そんなに苦戦しないだろうと思っていました。ところが、社内での打ち合せ通りに数日間調整を進めるものの、どうしてもコンベアの動きが改善されない。常にその要因や根拠の説明を求められ、答えられない部分に関しては、社内に何度も確認。なんとか基準をクリアするレベルまでの調整が見えたところで、再び、お客様から当初の工事調整の合格基準よりもさらに高いレベルの要望を聞くことに。「お客様の困り事はとにかく解決する」という社内一致の指示のもと、さらなる調整を加え、無事に問題を解決することができました。この案件では想定外の事態が色々と発生しましたが、改めて社内のサポートやチーム力の重要性を実感しました。

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Q.04

仕事のやりがいについて教えてください。

A自分が設計した装置が不具合なく、お客様に届けられた時にやりがいを感じます。設計が必要とされる時は、「今までにない何かをつくる」というとき。どんなに小さな部品でも、それぞれに役割があり、その一つ一つが正常に役割を果たせば、装置は要求通りの力を発揮してくれます。一方で、どれか一つにでも誤りがあると、装置は正常に機能しません。装置を問題なく稼働させる事は、装置メーカーとして当然のことですが、いつも「よし、今回もやったぞ!」と、やりがいを感じる瞬間です。

Q.05

あなたが感じる
ジェイテクトサーモシステムの
強みについて教えてください。

A「対応力に貪欲なところ」でしょうか。目先の利益ばかりにとらわれず「お客様の困り事をとことん解決する」精神が強みだと思います。当社で扱う装置は、ほとんどがお客様ごとに仕様が異なり、唯一無二のものばかりです。異なる仕様の装置を製造するということは、本来ならば毎回設計が必要となり、納期も価格もかかりますが、装置の「標準化」を図ることにより、短納期かつ価格を抑えた装置提供体制を整えています。今までの実績をもとにした仕様のため品質も安定しており、それらをパッケージ化して、当社の標準仕様のオプションとして扱う事で、標準化と顧客別仕様の両立を実現しています。

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Q.06

今後の目標について聞かせてください。

Aサーモ標準を、世界標準に!

近年、世界的に環境問題への意識が強まり、カーボンニュートラルに対する具体的な取り組みが求められています。製造業各社もそれぞれの対応を模索している状況です。そんな今こそ、ジェイテクトサーモシステムを世界へと知らしめるチャンスだと思っています。熱処理装置は電力を消費して熱を発生させ、必ず処理に必要な発熱量以外に放熱ロスが生まれます。カーボンニュートラルを最重要課題として開発を進めている断熱材一体型ヒータの更なる断熱性向上が可能になれば、「世界標準」は決して夢ではなく、十分に実現可能だと思っています。

Q.07

一日の仕事の流れを教えてください。

一日の仕事の流れ

ONE DAY

Q.08

最後に、就活生に向けてメッセージをお願いします。

A時代は常に変わり続け、すべての業界に景気の波があります。今、厳しい状況にある業界も、安泰にみえる業界も数年後は誰もわかりません。だからこそ、自分が目指す事に挑戦してください。自分の胸に手を当て、まっすぐに自分と向き合ってみてください。スマートに内定をもらうことが目標ではなく、自分が納得して一つの会社に就職することが重要です。できそうかどうかではない。やるかやらないかを大切に、頑張ってください!

WORK FIELD